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韓経:東京五輪控えサムスンは5G、LGは家電…日本市場攻略

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.06.10 08:39
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最近サムスン電子やLGエレクトロニクスなど韓国の大手IT企業が日本市場攻略にスピードを出している。こうした動きの引き金になったのは来年に予定される東京五輪だ。五輪に先立ち第5世代(5G)移動通信網の構築が完了すれば専用スマートフォンなどに対する関心が大きくなると予想される。高画質テレビの需要増加も予想される。韓国企業の日本市場でのシェアはまだ低調なだけに成長の可能性はそれだけ大きいとの分析が出ている。

◇スマートフォン・ネットワーク市場狙うサムスン

 
関連業界によるとサムスン電子は日本の5G関連市場攻略に注力している。サムスン電子はNTTドコモ、KDDIなど日本の通信事業者とともに5G技術の安定性を検証し信頼を蓄積している。1月に業界2位のKDDIと共同で日本の地下鉄で5Gのテストをしたのが代表的だ。サムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)副会長も直接日本市場セールスに乗り出している。先月15~17日に日本を訪問した李副会長は日本の大手通信会社を回り協力案を話し合った。サムスン電子は5G網を構築している日本にネットワーク装備を大規模に供給する可能性がある。

サムスン電子は日本のスマートフォン市場に対する手綱も引き締めている。市場調査会社のIHSマーケットによると、サムスン電子の日本のスマートフォン市場のシェアは2016年の3.4%から2017年に5.2%、昨年は6.4%に上昇した。「ギャラクシー」ブランドを掲げて着実に市場を攻略したおかげだ。サムスン電子は3月に東京の繁華街である原宿に日本最大規模の「ギャラクシーショーケース」をオープンした。ギャラクシーショーケースはギャラクシースマートフォンを体験・購入したり、修理サービスを受けられる

所だ。最近では「ギャラクシーS10+」の東京五輪特別エディションを予約販売するなどイベントマーケティングにも力を入れている。

電子業界関係者は「サムスン最高クラスの要人が『日本でのスマートフォンのシェアを現在の2倍水準まで引き上げよ』と話したという話もある。サムスン電子が東京五輪を控えて市場攻略にさらにスピードを出すだろう」と話す。

◇LG、有機ELテレビ市場で積極的に攻勢

LGエレクトロニクスはプレミアム製品ブランド「シグネチャー」を最近日本で出すなど家電製品市場を狙っている。有機ELテレビを前面に出し品質に敏感な日本の消費者にアプローチしているところだ。すでにLGエレクトロニクスはヨドバシカメラなど日本の大手家電量販店と組んで有機ELテレビを集中的に広報している。LGエレクトロニクス関係者は「昨年日本の有機ELテレビ販売台数は2017年より2.7倍に急増した。最近家電量販店のテレビコーナーのメインブースはLGエレクトロニクス、ソニー、パナソニックなどの有機ELテレビが占めている」と説明した。

「液晶テレビの宗主国」と呼ばれるほど伝統的なテレビ強者が多い日本市場でLGエレクトロニクスは善戦している。LGエレクトロニクスの昨年の有機ELテレビ市場のシェアは12.3%で、ソニー、パナソニックに次いで3位を走っている。

最近ではスタイラーなどLGエレクトロニクスの新しい家電製品も日本の消費者の注目を集めている。LGエレクトロニクス関係者は「過去ほどではないにしても日本は『プレミアム製品』で市場規模や象徴性の大きい市場。少し前まで日本国内での人気は低かったが、『とりあえず使ってみたら悪くなかった』という反応が出ており徐々に実力を認められている」と説明した。



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