「中国、若い金正恩委員長を無視…米朝首脳会談が決まると急変」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.05.10 09:26
7日正午ごろ、北朝鮮平安北道新義州(シンウィジュ)と中国丹東をつなぐ中朝友誼橋。この橋の上で北朝鮮を出た貨物車が列をつくって丹東税関の通関を待っている。貨物車の間には北朝鮮を観光してきたとみられる乗合車も見える。貨物車には中国の車両と共に「平北(=平安北道)」のナンバープレートを付けた北朝鮮の車もあった。その間、中国が国連の対北朝鮮制裁に積極的に参加したため貿易量が減ったが、最近の雪解けムードで少しずつ回復する傾向だ。
韓国貿易協会が発表した3月の中朝貿易資料によると、北朝鮮の対中国輸出額は1180万ドルと、2月の885万ドルに比べ300万ドルほど増えた。北朝鮮の3月の対中国輸入額は1億4292万ドルと、2月の1億266万ドルに比べ4026万ドル増加した。北朝鮮と衣類賃加工をしていた中国同胞のチェ・チョルナムさんは「3月から公式貿易が少しずつ増え、国境密貿易は大きく緩和した」と伝えた。丹東市内のホテルにも以前とは違い北朝鮮の人たちが目立った。丹東福瑞徳ホテルの関係者は「4月の北朝鮮宿泊客は3月に比べて30%も増えた」と伝えた。
午後3時ごろ福瑞徳ホテルロビーで偶然に会った北朝鮮の高官から最近の北朝鮮の変化について詳しく聞くことができた。彼は自らを「対外経済省所属」と紹介した。対外経済省とは、貿易を管轄する貿易省、外国資本誘致を担当する朝鮮合営投資委員会、経済特区開発を担当する国家経済開発委員会を統合して2014年に新しく設立された海外投資誘致機構だ。彼は「最近の変化は昨年11月29日に北朝鮮が宣言した核武力完成と国連対北朝鮮制裁が7:3ほどの割合で生じたと考えればよい」と話した。