【社説】安倍首相の詭弁にワシントンが乗ってはならない=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.03.30 09:47
日本の安倍晋三首相が27日付ワシントンポストのインタビューで日本軍の慰安婦を「人身売買(human trafficking)の犠牲者」と表現した。慰安婦の強制動員を民間の仕業にして日本政府・軍の介入を隠そうとする策略だ。安倍首相が来月29日に日本首相として初の米国上下院での合同演説を控え、こうした詭弁を言ったという所に深刻性が加わる。
慰安婦に関する限り、米国はオバマ大統領やヒラリー・クリントン元国務長官が「強制的な性的奴隷」「極悪非道な人権侵害」と糾弾するほど強硬な立場だ。安倍首相もこれをよく分かっているだろう。したがって上下院演説で慰安婦に言及するものの「人身売買の犠牲者」という水で薄めたような表現で切り抜けようとする可能性が大きい。ワシントンポストのインタビューは、そうした下心のもとで米国の反応をあらかじめ推しはかろうとする計算された発言だと思われる。