【取材日記】韓国軍が骨の髄まで変わらなければならない理由
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.09.18 17:21
恋愛問題で自殺したと思っていた娘が、上官の過酷行為のために自殺したということを後に知れば、親の心情はどうだろうか。悲嘆に暮れるはずだ。この国の軍はこのように衝撃的なことをあまりにも頻繁に、平然と繰り返す。
2010年に江原道華川のある山で靴ひもで首をつって自殺した女性のシム中尉(当時25歳)が上官のイ少佐から数回にわたり各種の過酷行為を受けたと、陸軍が17日に明らかにした。4年前にシム中尉が死亡した当時、軍は恋愛問題による一般自殺という結論を出した。
陸軍検察団の調査によると、イ少佐は特別管理という名目でシム中尉を1、2時間ずつ大隊長室に呼び、扉を閉めたまま面談をしたという。週末や休日には2人で登山に行こうと言い、位置報告を理由にいつも連絡を取らせた。長期服務評価を通過できるよう助けるとして「私にしがみついて来い」とも話した。6月から約3カ月間、31人を調査して確認したという。なぜ4年前には徹底的に捜査できなかったのだろうか。