<ロッテ経営権紛争>「辛東彬会長の国政監査出席は不可避」…財界がロッテ発国政監査に緊張(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.08.10 14:22
ソウル南大門路のロッテ百貨店業務棟20階と24-26階がまた緊張している。ここにはロッテグループの政策本部がある。兄弟間の経営権争いの中、辛東彬(シン・ドンビン、重光昭夫)韓日ロッテ会長(60)がグループの掌握力を高めるのに核心的な役割をしてきたところだ。ロッテの関係者は9日、「今は1カ月後のことに備え始めている」と伝えた。国政監査への対応体制を準備しているということだ。
ロッテの国政監査の最大の懸案は辛東彬会長が証人に採択されるかどうかだ。辛東彬会長は2012年、大企業の地域商圏侵害に関連し、政務委員会で証人として呼ばれたが、海外出張を理由に応じず罰金1000万ウォン(約107万円)を科された。当時「今後は国会出席要求を受ければ誠実に臨む」と述べた。2013年も当初、産業通商資源委員会が「下請け会社と協力しない」として証人に呼ばれたが、「共生の努力をする」という約束をして除外された。昨年も第2ロッテワールド工事問題などで野党から証人に挙がったが、採択されなかった。