日本は受賞者4人のプリツカー賞、韓国が受賞できない理由は(3)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.04.18 16:20
◇建築家は下請け=現在建設中のソウル市庁新庁舎もターンキー方式の問題点をそのまま表している。 基本設計をした建築家ユ・ゴル氏は設計案を作成したが、残りの工事の過程には全く関与できない。
ソウル市の新庁舎は紆余曲折が多かった。 文化財審議、反対世論などでデザインが5度も変更された後、ユ氏が設計を引き受けた。 しかし実施設計など残りの過程はターンキー契約に基づき、デザインを受注したサムウ総合建築が進行している。 ユ氏は「建築家は設計をすれば終わり。 その後のデザインに加わりたくても加われない」とし「このようなとんでもない状況は、建築を単なるビジネスとして見てアプローチしているため」と批判した。 ユ氏は「ソウル市と施工会社に手紙を送り、設計に最後まで責任を負わせてほしいと要求したが、何の答弁もなかった」と明らかにした。 建築家が‘下請け’レベルにとどまる場合、「総合芸術」としての建築は期待できない。