【社説】韓半島の平和と北核の運命を担った南北首脳
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.09.18 09:50
きょう平壌(ピョンヤン)で歴史的な南北首脳会談が開かれる。平壌首脳会談は金大中(キム・デジュン)・盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領に続き、3回目だ。しかし、城南(ソンナム)ソウル空港で平壌行きの専用機に乗った文在寅(ムン・ジェイン)大統領の足取りはいつにもまして重い。今回の首脳会談が北朝鮮の非核化を通した南北関係の進展、さらに韓半島(朝鮮半島)の平和定着を決める重要な別れ目になる可能性があるためだ。文大統領は就任以来、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長と2回会談したが、韓半島平和定着の基盤であり、国民が望む非核化には一歩も進んでいない。
今回の首脳会談をめぐり、政界では「韓半島の平和共存時代の転機を期待する」としつつも「金委員長の非核化への意志を再確認することだけでは意味がない」として警戒している。米国メディアも「文大統領は第3回南北首脳会談を迎えて厳しい挑戦に直面している」と指摘した。米共和党のリンゼー・グラム上院議員は今回が最後で最善の機会とし「(北朝鮮が)トランプ大統領をもてあそぶなら、苦痛の世界にいることになるだろう」と警告した。その間、南北が離散家族の再開、スポーツ交流、開城(ケソン)南北連絡事務所の開設や北朝鮮の鉄道・道路改善の議論など様々な分野で対話を進めたが、さらに拡大させるためには北朝鮮の非核化履行が欠かせないということだ。