ワシントンポスト紙が伝えた北朝鮮政治犯収容所の実態

ワシントンポスト紙が伝えた北朝鮮政治犯収容所の実態

2009年07月22日15時10分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  服一着以外に生活備品なし…服役者が自殺すれば連座制適用

  「20万人にのぼる政治犯がトウモロコシと塩で延命し、栄養不足で歯が抜け、歯茎が黒くなっている。骨が弱まって背骨が曲がっている人もいる」

  ワシントンポスト(WP)紙が20日(現地時間)に報道した北朝鮮の政治犯管理所の実態だ。 WPはインターネット地図提供サービス「グーグルアース」による精密写真分析のほか、大韓弁護士協会が出した北朝鮮人権白書、脱北者のインタビューに基づいて収容所の位置・運営状況を詳細に伝えた。 米カレントテレビ所属の女性記者2人が北朝鮮で逮捕され、労働教化12年刑の宣告を受けたことで高まっている米国社会の関心が反映された。

  北朝鮮政治犯は栄養失調で死亡するまで、一日平均12-15時間の肉体労働に苦しめられるが、一着の服以外にはいかなる生活備品も提供されないと同紙は伝えた。 政治犯管理所は完璧に統制されている区域だ。 これは、服役者は入所してから死亡するまで労役刑を受けることを意味している、と同紙は伝えた。

  以下はWPの報道の要約。

  衛星写真を判読した結果によると、咸境南道燿徳(ハムギョンナムド・ヨドク)の15号管理所は、海抜500メートルを超える山岳地域に巨大な規模で建てられている。 管理所は電気が流れる金網と監視塔で囲まれ、脱出は難しい。

  管理所の指示に従わない服役者は拷問で死亡することもあり、同僚が見守るなかで公開処刑されたりもする。 ソ連の強制収用所「グラーグ」より2倍も長い北朝鮮の収容所で数十万人が死亡していると推定される。 しかし北朝鮮は収容所の存在自体を否認している。

  14カ所あった収容所は5カ所の大規模収容所に統合された。 第22号労働収容所(会寧収容所)区域は長さ50キロ、幅40キロで、米ロサンゼルス市よりも大きい。 ここには5万人余りが収容されている。 服役者が自殺した場合、親せきに連座制が適用され、長期懲役刑が下される。 脱北者は、日常的に矯導官の暴力・性暴力が発生している、と伝える。

  しかしこうした地獄のような現実は外部世界にほとんど知られていない。 北朝鮮が徹底的に隠しているうえ、その実像に関心を持って活動する人も少ないからだ。 米国の対北朝鮮人権活動家スーザン・ショルティ・ディフェンスフォーラム代表は「チベット人にはダライラマという象徴的な人物と映画俳優リチャード・ギアが、ミャンマー人にはアウンサン・スーチー女史が、スーダン・ダルフール地域の人たちにはミア・ファロー(米国人女優)とハリウッド俳優ジョージ・クルーニーがいるが、北朝鮮人に関心を持っている有名人はいない」と話した。

  米国と北朝鮮の交渉テーブルでは収容所問題について全く議論されていない。 米ブッシュ政権当時、国務省韓国課長を歴任したデビッド・ストラウブ氏は「北朝鮮と収容所について議論するのは不可能だ。 この問題を含めれば彼らは激しく怒り出すだろう」と語った。 韓国政府も北朝鮮の‘グラーグ’と関連した公開的な発言を避けてきた。 

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