【時論】核安保先進国、大韓民国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.03.16 18:04
医療用同位元素をつくるのにもHEUが一部使われる。 病院で受ける核医学診断治療の80%がテクネチウム(Tc)-99mという放射性同位元素を必要とする。 テクネチウムは放射性物質のモリブデン(Mo)-99が壊れて生成される。 Mo-99は、原子炉内にウランを入れ、核分裂させて作るが、この時にHEUを使う。 代わりにLEUを使う場合、限られた空間にウランをできるだけ多く入れる技術が必要だが、まだ韓国はこの技術全体を持っていない。しかしLEUを薄板形態に製造する技術を開発し、確保している。
これを活用して2016年までに、釜山市機張郡(キジャングン)に建設する新型研究炉にLEUを利用したMo-99製造技術を適用し、「高濃縮ウラン最小化」を通した核安保強化と世界的な同位元素需給難の解消に同時に寄与するという目標を立てている。