アテネ五輪は、サッカーの韓国代表選手が開催国のギリシャの選手に花を贈るシーンで幕を開ける。 開幕を２日後に控えた１１日午後８時３０分（日本時間１２日午前２時３０分）、ギリシャのテッサロニキ競技場。 イベントは今回のオリンピックでの最初の競技、男子サッカー、韓国対ギリシャ戦に先立って行われる。 全世界が注目するなか、全日程の最初のイベントをサッカー韓国代表が演出する。

イベントの意味は「平和と和合」のメッセージだ。 それとともに、テロの危険性のなか、安全で平和なオリンピックを開催するために努力してきたギリシャ人への感謝の意も含んでいる。

６日に韓国選手団第一陣とともにアテネに到着した李衍澤（イ・ヨンテック、大韓体育会長）大韓オリンピック委員会委員長は８日「どんな花が最も平和・和合の意味を伝えられるか考えている」と話した。李会長はまた「鄭夢準（チョン・モンジュン）大韓サッカー協会会長と意見を調整し次第、具体的な内容と方法を発表する」と伝えた。

「花のプレゼント」というアイデアは、中央日報が先月２３日にコラムで提案したもの。 これを李会長とシン・バクジェ韓国選手団長が採用した。 花を贈るシーンはテレビで中継されるため、各国メディアを通じて紹介されれば、穏やかな反響を呼ぶものと期待される。

また、韓国とギリシャ間の友好増進の良いきっかけになるものと選手団は考えている。