<リセットコリア>暗い韓国経済、突破口は「セルフリセット」しかない(2)

<リセットコリア>暗い韓国経済、突破口は「セルフリセット」しかない(2)

2017年01月03日15時09分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  しかし危機は機会だった。通貨危機は官民が団結して危機を克服した勝利の歴史でもある。大統領が経済対策調整会議を主宰して危機克服の覚悟を固め、国民は世界を驚かせた「金集め運動」で応えた。経済指標と数値は早期に回復した。韓国は2001年8月に借入金を全額償還し、IMF体制を終了させた。予想以上に早い「卒業」だった。

  この過程で得た最も大きなものは韓国経済の構造改革と体質改善だった。外部によるものではあったが、通貨危機当時の一連の改革は韓国経済を完全にリセットした。そのおかげで韓国経済は一段階さらに飛躍できる滋養分を得た。カムドシュ総裁が「通貨危機は偽装された祝福」と表現したのもこのような趣旨だった。

  しかしその時だけだった。韓国経済は他律によって断行された構造改革の果実だけを食べ、その後は一歩も進めなかった。IMF体制卒業当時に経済トップだった陳稔(チン・ニョム)元副首相兼財政経済部長官は「システムや体質を変えるのは、一回だけで終わるのではなく着実に続けてこそ意味がある」とし「通貨危機後にも常時構造改革に進むという目標で法と体制を整備したが、これがその後はうまく履行されなかった」と話した。

  常時構造改革に失敗した結果が20年経過した現在の韓国経済だ。「祝福」は消え、状況は暗鬱だ。低成長が慢性化し、経済成長率は4四半期連続で0%台にとどまり、今年は年間2%台死守を心配しなければいけない状況だ。青年失業率は通貨危機以来の最高水準となり、企業の成長遅滞は通貨危機当時よりも深刻だ。輸出は6年ぶりに5000億ドルを下回り、内需も「消費の崖」が懸念されている。1300兆ウォン(約130億円)を超える家計負債は米国の利上げで大きな負担となっている。ここに大統領弾劾訴追までが重なり、「リーダーシップ」に言及するのもきまり悪い状況だ。事情がこうであるため、経済危機の再発を憂慮する声も少なくない。

  金広斗(キム・グァンドゥ)国家未来研究院長は「20年前より現在の状況はもっと良くない」と診断した。金院長は「当時は通貨の流動性だけが問題だったが、今は世界的な過剰生産・過剰供給で需要が減り、企業の利益が減る悪循環が繰り返される状況」とし「韓国は家計負債問題もあり、今年が心配だ」と述べた。

  韓国経済が新たなリセットの土台を用意するにはどうするべきか。安祥薫(アン・サンフン)ソウル大社会福祉学科教授は「時代的な課題の解決意志を込めた朴槿恵(パク・クネ)政権の核心公約、すなわち少子高齢化政策、福祉国家転換政策、経済民主化などが成長主導型経済政策に押し出されてすでに破棄された状態」とし「新政権で新たな枠を用意し、完全に新しく始めなければいけない」と述べた。陳稔元副首相は「通貨危機で学んだ最も大きな教訓は『適当な時期に自ら変わらなければ変化を強要されるしかない』ということ」とし「疎通と配慮という大きなリーダーシップをもとに、選択と集中を通じて解決課題を明快に整理することから始める必要がある」と述べた。

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