【グローバルアイ】大雪のワシントン空港と済州空港
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.01.26 09:05
今この文を書いている時間、私は孤立している。2日間ワシントン一帯に降った大雪でドアを開いて屋外に出て行くことができないためだ。車庫のほうに回っていって通路を確保しようとしたが、3メートルも出て行けず30分後にあきらめた。シャベルでかき分けるほどの雪ではなかった。それなりに準備しようと昨夜には3時間おきに家の周辺に塩化カルシウムを2回もばらまいた。通り過ぎた町内の住民が「グッドジョブ(Good job:ご立派です)」と言いながら親指を上げて見せた時、私は雪爆弾に勝ったと勘違いした。だが無駄骨だった。雪が溶ける前に、途方もない雪が覆ってしまった。わずか数日前には「ワシントンに桜の花が咲いた。今年の冬は記録的に異常な暖冬になる」と騒いでいたが、今考えれば軽はずみだった。自然の力をしばらく忘れていた。
自然の恐ろしさを教えてくれたのは日本だった。東京特派員時代、数多くの台風や地震を体験した。5年前、震源地の東北地方で体験した東日本大震災と津波は、死の境目まで感じさせた。日本では年間7500件の地震が発生する。このうち1500件は人間が実際に感じることができる地震だ。過去1年、地震がなかった日はたった5日に過ぎなかったという。