<リセットコリア>暗い韓国経済、突破口は「セルフリセット」しかない(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.01.03 15:08
1997年11月16日午後、金浦(キンポ)空港に到着したタイ発の飛行機。中年の外国人男性が一般乗客とともに航空機のタラップから降りてきた。彼は入国手続きを済ませた後、出迎えにきた韓国人男性と車に乗って空港を去って行った。当時、彼を知る人は誰もいなかった。しかしわずか1週間後、彼はすべての韓国人が知る存在となった。当時のミシェル・カムドシュ国際通貨基金(IMF)総裁だった。
経済危機の代名詞のように認識されている「IMF」はこのようにちょうど20年前、通貨危機のピークに我々のそばに来た。そして津波のように一挙に国民を襲った。長いあいだ危機を知らずに突っ走ってきた韓国経済がメガトン級の試練に直面した瞬間だ。カムドシュ総裁が密かに韓国を訪問した5日後の11月21日、政府はIMFに救済金融を申請した。