『大長今』に出てくる宮中の台所、100年ぶりに復元(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.09.17 14:28
◆男性料理人も活躍=焼厨房は、内焼厨房と外焼厨房、生物房(センムルバン)に分かれている。王と王妃の寝殿と近いところに食事を作る内焼厨房があって、そのそばには宮廷の祝宴を担当する外焼厨房がある。生物房は食事以外のデザートや茶菓などを専門に担当した。
建物の形態は、1880~1890年代に描かれた景福宮の図面や1907年の「北闕(プックォル)図形」などで確認されている。広い板の間を中心に、かまどがある台所や食事を整えるオンドル部屋、宮女らがいた行閣(長屋)がコの字形に並んでいる。工事の責任を負っているシン・ウンス大工長(重要無形文化財第74号)は「宮廷の一般行閣とは大きく異なっていない構造だが、台所が大きくてオンドル用煙突のほかに台所用の煙突を別に設けていることなどが特徴」と話した。