<韓国地方選挙>与党、史上最大の圧勝…保守惨敗
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.06.14 07:26
韓国政治で、保守が完全に没落して進歩の圧倒的優位が始まった。13日に実施された第7回地方選挙で、与党「共に民主党」(以下、民主党)が初となる大勝を収めた。14日午前0時45分現在、民主党は17カ所の広域団体長選挙のうち13カ所での当選を事実上確定し、慶尚南道(キョンサンナムド)では金慶洙(キム・ギョンス)候補の当選が有力だ。また、12人の国会議員を選ぶ再・補欠選挙でも、民主党は11カ所で1位となった。
これに伴い、民主党は国会(2016年総選挙)、大統領(2017年大統領選挙)に続き地方権力も完全に掌握することになった。広域団体長民主党候補の得票率は平均58.0%で、昨年大統領選挙時の文在寅(ムン・ジェイン)大統領の得票率(41.1%)を大きく上回り、現政権発足後、与野党の支持率格差がさらに拡大したことが分かった。
地方選挙の実施が始まって以降、最悪の成績表を受けることになった自由韓国党(以下、韓国党)の洪準杓(ホン・ジュンピョ)代表は今後の決断を迫られることになった。洪代表はこの日、「出口調査が事実なら、我々は惨敗したことになり、すべての責任は私にある」とし「開票が完了すれば明日午後にでも去就を明らかにする」と述べた。正しい未来党の安哲秀(アン・チョルス)ソウル市長候補も18.2%の得票で、金文洙(キム・ムンス)韓国党候補(21.8%)に押されて3位を占めた。洪代表と同様に、安氏の政治的位置づけにも大きな打撃が予想される。反面、朴元淳(パク・ウォンスン)民主党ソウル市長候補は55.8%の得票率で、初の3選ソウル市長となった。民主党はソウル25カ所の区庁長選挙でも、午後11時30分現在、すべてトップを占めている。