「大韓民国の人工知能、明日はないが明後日はある」(3)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2016.12.06 15:40
司会=文化が富を創出する時代だ。「カルチャーファースト、エコノミーネクスト」を話してきた。
イ・スマン=普通は経済大国の文化が世界に広がる。ところが必ずしも経済大国になってこそ文化強国になるわけではない。1997年に外国に出ていきながら、文化を先に知らせれば自然に強大国になるのではと考えた。文化の世界で我々がどのように生き残るかというのは非常に難しい問題だ。ソーシャルネットワークサービス(SNS)や個別放送を通じて米国や欧州はもちろん、南米と中東にまで我々のセレブリティと音楽が知られる時代を迎えた。ウィンドウの次の段階としてスマート機器のアプリが出てきたが、私が大変だと感じ、恐れを感じるのがその次のAIデバイスという点だ。秘書や友人になるのはBtoC(企業から個人)で、SNSさえあれば可能だったが、基幹プラットホーム自体が最も大きな構造を占める新しいバーチャルネーションに入れば、そこではBtoB(企業から企業)に行くしかないという点が私を悩ませる。幸い、サムスン電子が最近、音声認識、車両オーディオなどの音の会社を買収したのは方向をうまくとらえたようで幸いだと考える。3年から5年以内により大きな構造の中のコンテンツを作り出してこそ経済大国に進むことができる。