<アジアカップ>クウェートに辛勝の韓国、喜べない8強入り(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.01.14 08:59
けがの把握も遅れた。李青竜の正確なけがの状態は試合から2日過ぎて分かった。試合直後と翌日の2度の検査では軽い打撲という診断だった。2日過ぎても痛みが引かず、その時に初めて断層(CT)撮影をし、脛付近の骨に小さなひびが入っていることを確認した。クウェート戦の前日夜に李青竜のけがの状態を最終確認したシュティーリケ監督は、残りの試合に出場できないことを確認し、帰国決定を出した。整形外科でない胸部外科専門医がチームドクターとして参加し、診断と初期対応が滑らかでなかった。
過去の経験を生かせなかったサッカー協会の問題でもある。韓国代表は昨年、ブラジルワールドカップ(W杯)本大会を控え、主軸メンバーが風邪に苦しんだ。合宿先の米マイアミに出国する日、仁川空港で選手が団体で受けた黄熱病予防注射が原因だった。体力と競技力を目標レベルまで引き上げられないまま合宿期間をコンディション回復に使った韓国代表チームは、W杯本大会で2敗1分けと振るわず、予選で敗退した。