韓国で詐欺、海外に逃げた米国外交官
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.03.16 17:33
詐欺の疑いで警察の調査を受けた在韓米国大使館職員が、免責特権が消える2日前、海外に密かに抜けて被害者が反発している。
15日、釜山海雲台警察署によると在韓米大使館釜山領事館職員T氏(50)が3日、フィリピンに出国した。彼は2007年9月、旅客機の中で偶然に知り合ったイ某さん(50、女)に「フィリピンにコンピューター学校を設立すれば高額の配当金を返す」と欺いた後、昨年6月まで2億2000万ウォン(約1760万円)を投資名目で奪った疑いがもたれている。警察は昨年11月、米国政府の了解の下、T氏を調査した結果、事業計画書を出さなかった上、事業推進のために接触をした人物もいないという事実を確認し、外交通商部を通じて該当の外交官の免責特権を放棄することを要請した。米国政府は自体調査をして4カ月目の5日、T氏の免責特権を剥奪することに決めた。