米国と北朝鮮のチキンゲームがますます激化している中でＣＮＮが「トランプ大統領が北朝鮮について必ず知るべき１２つの事実」という記事を通じてトランプ米大統領が即興的でかつ手荒い態度を捨て、北朝鮮問題を根本からまともに把握することを強調した。北朝鮮指導部の本音は何で、どこからこの問題を解決していくべきだろうか。ＣＮＮが分析した事実を５つにまとめた。

第一、北朝鮮に核兵器は最も「コスパ」の高い交渉手段。ＣＮＮはトランプ大統領が北朝鮮について必ず知るべき一つ目の事実として「北朝鮮指導者にとって核兵器は彼らの生き残りを保障するうえで最も「コスパ」の高い手段だということ」を挙げた。金正恩委員長とその首脳部の観点から見た核兵器は「他の国々が北朝鮮をいじめることを防ぐ一種の保険」であり「北朝鮮のような最貧国がもし在来式兵器を通じてこのような目標を達成するにははるかに多くの費用が必要」という説明だ。金正恩委員長が「核兵器を保有した時の費用が、それをあきらめた時にかかる費用より多いと信じる時」、核を捨てるだろうとのことだ。

第二、北朝鮮に対する制裁効果は未知数。しかし、金正恩委員長に「核をあきらめた時の利益がより大きい」と信じさせるのは事実上、ほぼ不可能だということが専門家たちの意見だ。５日、国連安保理で全会一致で採択された対北朝鮮制裁措置には北朝鮮の石炭や鉄・鉄鉱石・鉛などの輸出を封じ込める強力な内容が盛り込まれたが、「今回の措置で北朝鮮が態度を変えるとは確信できない」というのがＣＮＮの分析だ。むしろ制裁のために数十万人の北朝鮮住民が飢え死する可能性もあるという懸念の声も出ている。残酷な北朝鮮政権の特性上、住民の命を守ることより核兵器開発を前面に出す可能性がより大きいという指摘だ。


トランプ氏が北朝鮮について必ず知るべき５つ（２）