【コラム】シリアの次は北朝鮮だ(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.09.17 14:33
ロシアの仲裁外交が米国の体面を保った。ケリー米国務長官がラブロフ露外相に4度も「ありがとう」と伝えたほどだ。ロシアの努力がなかったとすれば、オバマ米大統領はシリアに剣先を向けながらも刺すことができず、恥をさらすところだった。ロシアが積極的に仲裁に入ったことで、一滴の血も流さず、シリアから化学兵器全量廃棄約束を受けることができた。
米ロ両国は先週末ジュネーブで行われた3日間にわたる交渉の末、「シリア化学兵器廃棄のための基本合意」を出すのに成功した。米国のミサイル攻撃とシリアの化学兵器を交換したのが合意の骨子だ。自国民に化学兵器を使用したことでオバマが設定した「レッドライン(禁止線)」を越えたシリア政府に対して米国が軍事攻撃をしない代わりに、アサド・シリア大統領は化学兵器を全面廃棄することにした。