VW・日産CEO…韓国検察が起訴も入国せず
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.06.13 15:19
窒素酸化物(NOx)排出基準「ユーロ6」をめぐりディーゼル車の問題がまた世界的に膨らんでいる中、フォルクスワーゲン(VW)・日産など検察から起訴された輸入車企業の経営陣が裁判を欠席していることが明らかになった。
法曹界によると、ヨハネス・タマー前総括社長、朴東勲(パク・ドンフン)前社長などアウディフォルクスワーゲンコリアの経営陣7人に対する一審は1年5カ月間、ソウル中央地裁で続いている。ソウル中央地検は昨年1月、経営陣がディーゼル車の排ガス基準に達しない車を韓国国内で販売したとみて起訴した。米国・ドイツとは違い、国内ではフォルクスワーゲンのティグアンなど人気車種に対する認証および書類偽造容疑も見つかった。
特にタマー前総括社長は検察から起訴された直後にドイツに出国し、「健康上、飛行機に乗ることはできない」として裁判への出席を先延ばししている状態だ。タマー前社長の弁護人は昨年11月の公判準備期日で「被告人の血圧が非常に高く、1時間以上飛行したり車に長く乗ってはいけないという意見を聞いた」と述べた。