韓経:【社説】巧妙なTHAAD報復…中国の信頼が疑われている
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.01.03 14:09
非関税障壁で韓国企業に圧力をかける中国の動きが露骨になっている。中国当局は韓国の航空会社が申請した両国間のチャーター便運航を年末に不許可とした。これと同時に、中国の航空会社も韓国へのチャーター便の運航を撤回するという意思を韓国当局に伝えた。韓国は、中国の春節(旧正月)連休を控えた観光シーズンに打撃を受けるものとみられている。チャーター便運航を不許可とした理由として、中国側は「国内の事情」を挙げたという。
だが、高高度防衛ミサイル(THAAD)の配備に関連した報復の非関税障壁との情況が明らかだ。韓流スターの放送・公演を禁止する「限韓令」、中国国内のロッテ事業場に対する税務調査など一連の流れが軌を一にしている。チャーター便の不許可措置がLG化学とサムスンSDIバッテリーの規制と時期的に重なる点も疑いが持たれている。498個の韓国国内外の電気車モデルのうち韓国産バッテリーを搭載したモデル5つを名指して補助金の対象から外した。補助金の対象となった電気車モデルのうち50個余りが模範認証を受けていないバッテリーを搭載するということから、中国の本音が読み取れる。