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【時論】歴史記録を見ればさらに怖い慶州の強震(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.09.29 14:29
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今月12日、慶州(キョンジュ)でマグニチュード(M)5.1の前震と5.8の本震、そして19日にM4.5の余震など強い地震が発生して国民に大きな衝撃を与えた。本震は1905年にこの地で地震観測を始めて以来、韓半島(朝鮮半島)南部で発生した最大規模の地震だ。幸いこの地震による死亡者や建造物の崩壊は発生しなかった。地震の規模は大きかったが地上に伝わった震度が大きくなかったためだ。韓国で使っている改正メルカリ震度階級(MM:Modified Mercalli intensity scale)の震度を基準にして本震の震度は6で、1978年の洪城(ホンソン)地震(M5.0、震度8)よりも低い。地震には人命と財産被害を引き起こす否定的な面が大きいが、近づく地震災害の被害を減らすのに役立つ教訓を与える肯定的な面もある。

最も大きい教訓は、歴史上の地震の重要性を浮き彫りにしたことだ。筆者は33年前である1983年に歴史上の地震を分析して慶州付近を通過する梁山(ヤンサン)断層が明白な活性断層であり、今でも強震が発生する恐れがあると明らかにしたことがある。また三国史記などの歴史に記録された2200回余りの地震の震源地と規模を決定して韓半島の地震活動の特性を明らかにした論文を2006年米国地震学会誌に発表した。しかし歴史上の地震の震源地と大きさを現代的な地震計の記録で裏付けることができないという理由で、その重要性をまともに評価してもらえなかった。

歴史的な分析によれば20世紀以降に計器で測定された韓半島の地震活動は、それ以前の1900年間に記録された地震活動に比べればほとんど無視できるほどだ。世界中の大規模な活断層は地震活動がそれぞれ別々に現れるいくつかの区域(segment)に分けられる。これは各活断層で発生可能な地震の最大規模を制限するため災害予測および対応の面で大変重要だ。例えば筆者は1991年、2000年間の歴史資料を根拠に梁山断層を3区域に分けて、慶州が含まれる中部区域で発生可能な最大マグニチュードを6.7と評価した。このような作業は20世紀以降の計器で記録された地震資料だけでは不可能だ。

 
地震への最も理想的な対処は、あらかじめ知ることだ。しかし世界中の地震学界の一般的な認識は、地震予測はほぼ不可能だということだ。その理由は地球内部にある活断層やそこに作用する応力の分布を地上で直接観測できないためだ。それだけでなく活断層で絶えず発生する数多くの微小地震の一部が大規模地震に拡大するメカニズムをいまだ正確に理解できていない。


【時論】歴史記録を見ればさらに怖い慶州の強震(2)

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