増える半退世代…2050年には高齢者41%が働く=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.02.04 16:04
一人暮らしの高齢女性のコンさん(82、釜山市)は小学校のスクールゾーンで交通整理をする。この2年間、冬を除いた3月から11月まで働いた。コンさんにはこの仕事が自分の職業だ。一日に3時間ずつ、月に12回すれば、手当20万ウォン(約2万2000円)を受ける。多くない金額だが、交通整理参加を受け付ける地域老人会には多くの希望者が集まる。コンさんは「周りの人を見ると、仕事を探している人がほとんど」と語った。
コンさんのように就職戦線に出てくる高齢者が増えている。韓国保健社会研究院が3日に発表した報告書「低出産・超高齢社会の危険と対応戦略」によると、2010年に33.1%だった高齢者(65歳以上)の雇用率は増え、2050年には40.8%に増える見込みだ。35年後には高齢者の5人に2人は仕事をしているということだ。働く高齢者の数も2050年には734万人と、2010年(181万人)の4倍以上に増加すると予想される。