エスカレーターの乗り方、「2列」続けるべき?

エスカレーターの乗り方、「2列」続けるべき?

2009年11月26日13時30分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  先月初旬にカナダのバンクーバーを出張で旅行した。

  市内を歩く途中、地下鉄の駅に入った。バンクーバーの地下鉄が気になったからだ。ところが、地下鉄よりもより目を引いたのはエスカレーターを利用する市民の姿だった。市民らはとても自然に、右側に1列に並んでエスカレータに乗っていた。左側は急いでいるような人々が歩いて上っていた。

  バンクーバーで3年間、山林関連の博士課程を履修中のイム・サンソプさん(39)は「バンクーバーではエスカレーターに乗ると、自然に右側に一列に並び、左側は急いでいる人のため空けておく」と教えてくれた。帰国した後、韓国交通研究院の金然圭(キム・ヨンギュ)室長とこれについて話しあった。金室長は「カナダと欧州などでは他人に配慮する点から、1列に並んでエスカレーターに乗る文化が作られた」と説明した。

  韓国のエスカレーター文化はどうだろう。地下鉄の駅がこみ合うラッシュアワーに1列の乗り方と2列に並ぶ乗り方が混在し、非常に混乱してしまう。「退いてほしい」という利用客と「2列に並ぶ乗り方を実施中なのに」という利用客の間にトラブルも頻繁に起きる。

  一列の乗り方は02年、サッカーの韓日ワールドカップ大会(W杯)を控えて「急いでいる人に空間を譲ろう」ということから進められた。そうした後、昨年初めから「2列の乗り方」を呼びかけるキャンペーンがスタートした。「1列の乗り方は危険で、事故の恐れがある」との理由だった。

  ところが地下鉄駅のエスカレーター関連事故の現況を見てみるとそうでもない。2000年から昨年8月まで発生した地下鉄駅のエスカレーター関連事故(計125件)のうち「1列の乗り方によって歩行中に転んだケース」は13件(10.4%)にすぎない。むしろエスカレーターに立っている途中、バランスが崩れたなどの理由で転んだケースが87件だ。1列で乗るから事故が多いとは言いにくい統計であるわけだ。

  より重要なのは1列、2列とも官公署が主導するキャンペーンからはじまったということだ。市民が「多くの経験を通じて合理的な方向に文化を定着させていける機会」がなかったのだ。このため、2つの方式が衝突して混乱が絶えない。果たしてこうした官公署中心のキャンペーンを続けるべきだろうか。

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