中国の民間では2~3年前から「2007年の黄金ブタの年に生まれる人は、幸運なことが繰り返される人生を歩む」という俗説が出回っていた。それが去年、韓国へ渡ってきた。誰が、どんな意図から、そのような俗説を広がせたのかは分かっていない。
国立民俗博物館・民俗研究科のチョン・ジンギ課長は「伝統的にブタが示す意味が非常に良い。だが、特別に『黄金ブタの年』を記録した文献はない」と説明した。大半の占い師らもこの俗説に疑念を抱いている。韓国占い師協会・白雲山(ペク・ウンサン)会長は「丁亥年2007年は熱い火を意味するから、黄金色よりはむしろ赤い色に近い」とし「明るいという意味が『黄金』に誤って伝わったようだ」と語った。