トランプ氏「戦略的忍耐は失敗」と言っていたが…オバマ氏の対北政策の道をたどる?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.12.18 10:53
北朝鮮の核・ミサイル挑発が続いた昨年6月30日、ドナルド・トランプ大統領は就任後初めてホワイトハウスで韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と会った後に開いた記者会見でこのように述べた。
「北朝鮮政権に対する戦略的忍耐の時代は失敗した。率直に、その忍耐心は底をついた」。バラク・オバマ前大統領の北朝鮮政策を象徴した「戦略的忍耐」を遠慮なく批判する廃棄宣言だった。
戦略的忍耐政策の柱は、北朝鮮の相次ぐ挑発にも米国が積極的に関わって交渉はせず、無視で一貫する代わりに北朝鮮制裁を通じて北朝鮮政権の変化を試みることだ。しかし、制裁が効果を出せなかったことで、事実上、北朝鮮の核・ミサイル開発を放置して、結局核貯蔵庫だけを増やしたと批判されてきた。