北朝鮮もマイカー時代?…SUV「ポックギ」に乗れば最高の花婿候補(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.01.31 14:01
北朝鮮で自家用乗用車の個人名義所有が認められ始めた。対北朝鮮消息筋は30日、「北の当局が昨年末から乗用車に限り個人の名前で人民保安省など該当機関に登録できるようにした」とし「新しく購入する場合はもちろん、工場・企業所など機関に所属させなければいけない個人乗用車も許容対象と把握している」と話した。消息筋は「新興資本家をいう『銭主(トンジュ)』グループを中心に個人車両の購入に対する関心が大きく高まったようだ」と伝えた。
その間、北朝鮮は乗用車の購買を認めながらも個人の名前で登録して私有財産化することは認めなかった。自分の車を機関に登録するのは「労働党に個人の財産を捧げる愚かなこと」と考えられた。北朝鮮の民法が「個人所有権」を認める代表的な事例に乗用車を明示しているが、現実は違っていたのだ。もちろん最高指導者の金日成(キム・イルソン)主席・金正日(キム・ジョンイル)総書記と金正恩(キム・ジョンイン)委員長が人民俳優や功勲芸術家・体育人などに贈り物をする場合は例外だった。1999年9月にスペイン・セビーリャ国際マラソン大会で優勝したチョン・ソンオクさんは「将軍様(金正日)だけを考えて走った」という称賛性のインタビュー発言をし、平壌帰還後に高級乗用車を受けた。このように自家用車は北朝鮮住民にとって夢のようなものと考えられた。脱北者が韓国に定着して最も保有したいというのも自動車だ。