【スペシャルリポート】日本の木材資源活用ブーム
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.04.14 16:38
日本の木材資源活用ブームは相当なものだ。 京都議定書に基づく温室効果ガス削減義務量(6%)の相当部分(3.8%)を山林資源化で減らす計画だからだ。 ▽経済性の高い木を選んで植える▽これを管理して大きく育てる▽一度切れば原木から枝・根まで残らず活用する--というのが骨子だ。 すでに韓国(11.9%)の2倍を超える木材自給率(24%)だが、10年以内に自給率50%を達成するという目標だ。 日本産木材の価格は供給の安定に支えられ、輸入原木価格の騰勢にもかかわらず10年間大きな変化はない。
福島県いわき市の遠野興産工場を見ると、木材資源の活用に対する日本の意志がよく分かる。 今年で設立40年を迎えるこの工場の主要事業は間伐と廃木材の利用。 遠野興産の木はほとんどが杉の木。真っ直ぐで太いため原木は木造住宅用として価値が高い。 枝や葉、根は徹底的に回収し、リサイクルセンターに移す。 韓国では伐採後に山に捨てる部分だ。 こうした廃木材を短く切って製紙・パーティクルボード用チップにし、肥料や燃料用ペレット(pellet:木材を細かく粉砕し、円筒状に圧縮したもの)として使用する。 毎月こうして生産される廃木材チップは1万5000トンにのぼる。