【取材日記】外交部、普段から元慰安婦女性と意思疎通したのか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.12.31 10:18
今年2月6日のソルラル(旧正月)を控えて外交部の趙兌烈(チョ・テヨル)第2次官が京畿道広州(キョンギド・クァンジュ)の「ナヌムの家」を訪れた。趙次官に会った慰安婦被害者の姜日出(カン・イルチュル)さんは「私たちは今は家族もおらず政府しか信じる人がいない」と涙声で話した。趙次官は「今まで大きな進展はないが、今年が重要な年であるだけに両国が問題を解決するよう努力している」と述べた後、席をはずした。
12月29日午後、趙次官がナヌムの家を再び訪れた。韓国と日本政府が28日に発表した日本軍の慰安婦被害者に関する合意内容を元慰安婦女性に直接説明するという趣旨だった。趙次官は「別途に訪ねることができず会談が終わった後に訪ねてきて、まずは申し訳ない」として話し始めた。趙次官が交渉経過と意味を説明したが、おばあさんたちの顔には怒りとさびしさが残っていた。