【コラム】“ネット先進国”韓国の若者がなぜ壁新聞に引きこまれたのか(2)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.01.30 16:30
支持者は大字報がより真実味がある疎通手段であり、インターネットの匿名性がなく、参加の敷居が高いという点に注目する。大字報は公共場所に貼らなければならず、概して自分が誰かを明らかにするのが慣例だ。サイバー戦士より勇気が必要だ。実名を使うこともねつ造を防止する安全装置として作用する。韓国国家情報院が前回の大統領選挙当時、匿名で反野党コメントを書き込んだことが明らかになり、オンライン討論への疑いを招いたのとは対照的だ。
大字報の言語はオンラインフォーラムの文法とは違う。韓国のように位階秩序が強い社会で、インターネットの匿名性は誇張の語法で綴られるが、大字報は真実味を帯びる。