駐朝中国大使、3月に赴任も金正恩と会えず
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.07.16 15:35
中国の遼寧省丹東と北朝鮮の平安北道新義州(シンウィジュ)をつなぐ新鴨緑江(アムノッカン)大橋は昨年10月に完工した。しかしまだ開通していない。北朝鮮が大橋とつながる道路の工事を止めているからだ。建設費全額を中国が負担し、管理は半々ずつ分けてすることにした新鴨緑江大橋は、夜になると中国が管轄する半分の区間だけ明かりがつく。冷たい朝中関係の象徴だ。
3月に平壌(ピョンヤン)に赴任した中国の李進軍駐北朝鮮大使は赴任直後の3月30日、金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長から信任状を受けた。しかし9月の戦勝節記念式に金正恩(キム・ジョンウン)第1書記を公式招請しておいた状態だが、まだ金正恩に会っていない。外交部の当局者は15日、「詳しく話すことはできないが、北は現在、中国に非常に攻撃的な態度を見せている。中国が見るにほとんど脅迫に近いレベル」とし「地政学的な安定性のためには結局、中国が北の核を容認するしかないという判断のもと、金正恩が賭けに出ている」と述べた。