トランプ氏「米国の意志を試して消えた政権が多数」

トランプ氏「米国の意志を試して消えた政権が多数」

2017年11月09日10時37分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  ドナルド・トランプ米大統領は35分間の国会演説のうち半分以上を北朝鮮の核と人権問題に割愛した。北朝鮮の人権問題はほとんど「ファクト」に基づいたものだった。演説を見守っていた淑明(スンミョン)女子大国際関係大学院のキム・ジンム教授は「専門家である私よりも北朝鮮に詳しかった」と話した。

  ◆北朝鮮の人権に関する15つの事例を紹介=トランプ大統領は「韓国戦争(朝鮮戦争)以降、韓国は奇跡を成し遂げたが、その奇跡はここから北に24マイルしか及ばなかった」とし、「繁栄はそこで終わり、その線(休戦ライン)を越えれば北朝鮮という監獄のような国(the prison state)の始まり」と話した。それから、北朝鮮の実状をいちいち説明した。

  「ある9歳の少年が10年間、収監生活をすることになった。子供の祖父が反逆罪で告発されたという理由だった」「軍人が外国人を拉致してスパイの語学教師として働かせている」「家族は配管が備えられず、電気が入らない家で生活し、5歳未満の幼児のうち30%が栄養失調で発育不振に苦しめられている」「最近70日を連続で働いたり、(70日戦闘)それとも1日分休みに代価を払うように求めたりする指示があった」「10万人以上が収容所で拷問や飢餓・強姦・殺人を耐えて苦痛を強いられており、捨てられた新聞紙に印刷された独裁者の写真を間違って傷つけると、家族全体の社会信用格付けに影響を与える」「このような状況で2012年と2013年に2億ドル(約228億円)に推定される資金を独裁者の偶像化に使った」などの詳しい事例を15つも挙げた。同時に「国家の力は暴君の偽光栄から出るものではない」と強調した。

  政府当局者は「トランプ大統領が挙げた事例は一般人には良く知られていない事実」としながら「米国中央情報局(CIA)や国務省、国際機構などで収集した情報を利用し、相当な時間を投じて演説文を準備したと見られる」と話した。

  ◆「残酷な体制孤立を」=トランプ大統領は「金正恩(キム・ジョンウン)体制は国の外で葛藤を模索している。国内の失敗から目を転じるために」と分析した。彼は「愚かにも、米国の意志を試して歴史から消えた政権が多い。米国の力、米国の意志を疑う者は我々の過去を振り返ってみなければならないだろう。するとこれ以上疑わないだろう」と話した。また、「米国や同盟国が脅迫、または攻撃を受けることを許さないだろうし、歴史上最悪の残酷がここで繰り返されないようにするだろう」と話した。

  だが、その手段として軍事的オプションには触れなかった。トランプ大統領は「世界は悪党体制(rogue regime)の脅威を容認してはいけない」とし「責任のある国家は力を合わせて北朝鮮の残酷な体制を孤立させなければならない。(北朝鮮体制に)支援(物資)または供給を許してはならない」と話した。

  トランプ大統領は北朝鮮との対話の条件で「完全で検証可能で総体的な非核化」を強調した。彼は「北朝鮮の指導者が脅威を中断し、核プログラムを廃棄してこそ我々は北朝鮮のための明るい道を議論する準備ができるだろう」と話した。

  この日、彼は金正恩委員長を独裁者、暴君と呼んだが、ロケットマンのように冷ややかな呼称や北朝鮮政権の崩壊のような表現はなかった。高麗(コリョ)大行政大学院の南成旭(ナム・ソンウク)院長は「北朝鮮を狙って『先制打撃をするための軍事的オプションを使うだろう』と言わなかったのは、言うべきことは言いながらも最大限刺激しないようにしたもの」と話した。
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