【時視各角】「誰が国政壟断したか」 大統領の自白=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.11.01 13:38
方法は3種類だ。(1)控訴状に何の言及もせず「継続して捜査中」としておく。(2)控訴状に「朴大統領と共謀して」や「朴大統領の指示で」を入れる。(3)「大統領は憲法84条により、在職中は刑事上訴追を受けないため任期が満了する2018年2月25日まで時限付きで起訴を中止する」という決定文を書く。どれを選んでも大統領と検察のうち、どちらか一方は危険に陥る。
最後の非常口は事件を「真実ゲーム」の泥沼の中に押し込むことだ。崔氏が電撃帰国して「断頭台」(弁護人表現)に上がったのは「姉さんの横で義理を守るんだからこれくらい受け取るんじゃない」発言を思い出させる。安氏が他人名義の携帯電話による電話と文字メッセージで財団関係者を懐柔しようとした情況も明るみになっている。物証の核心であるタブレットPCを崔氏側が問題にした背景も同じだろう。