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【噴水台】THAADの前で清の朝鮮侵略を思い出す

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.07.13 15:24
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韓国から出発した中国人観光客に混じって中国空港に降りると珍しい風景が待っている。荷物を載せて回るベルトコンベアに韓国の電気炊飯器・ジューサー、大型ショッピングバッグ(「クリエイティブコリア」免税店にふさわしく車輪付き)が次々と出てくる。周辺の女性はほぼ3人に1人が、韓国企業が買収したドイツブランドの革のバックパックを背負っている。中国人観光客はカートに荷物を高く積んだ後に席を外す。大都市近隣の空港はどこも状況は似ている。

韓国の高官らは別途の通路から出ていくため見たことがないかもしれないその光景の中で、こうした「不穏」な想像をしてみた。ある日、突然、中国政府が税関の審査を強化する。1人あたり5000元(約85万ウォン)を超過する物品に関税を支払わせ、申告していない高価品は押収する。空港で一つ一つバッグを検査し、入国に2時間以上かかる。特に韓国発の航空機が着陸すると税関員が増えるという噂が広まる。変わった雰囲気に驚いた中国人が次々と旅行計画を取り消す。韓国の観光・宿泊・流通業界が大騒ぎとなる。売上高の70%を中国人観光客に依存する韓国免税店では人員削減の話が出てくる。韓国政府が外交チャネルを通じて「なぜそうするのか」と尋ねると、中国側は「税関当局が規則を原則通りに適用しているだけだ」と泰然と答える。

実際、このようなことが生じる確率は誰にも分からない。半導体、自動車用バッテリー、スマートフォンの輸出に障壁ができ、ドラマを含む韓流大衆文化になかった規制が登場する可能性がある。韓国の輸出で中国(香港含む)が占める割合は31%だ。心配ないとは誰も断言できない。

 
国家の尊厳と安危がかかる問題では生活の困難は耐えることもできる。「犬・豚」が義兵を挙げた国だ。問題は国民がその前提に同意するかだ。丙子胡乱の直前、大司憲の李景ソク(イ・ギョンソク)は「民心がすでに乱れ、平安道(ピョンアンド)と黄海道(ファンヘド)の国民は過重な賦役に苦しむあまり、なぜ敵は来ないのかと尋ねる状況」と仁祖に直言した。その当時も「ヘル朝鮮(地獄のような朝鮮)」を叫んだ民が多かったようだ。

『歴史評説 丙子胡乱』の著者の韓明基(ハン・ミョンギ)明知大教授はその本に「丙子胡乱は『過去』ではない。もしかすると今も徐々に進行している『現在』かもしれず、決して『古い未来』にならないように我々が反すうしなければならない『G2時代の備忘録』だ」と書いた。

イ・サンオン社会部門次長

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