日本防衛省、サイバー司令部新設…防御を越えて攻撃も可能
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.07.16 16:31
日本防衛省がサイバー攻撃への対応態勢を民間と共に構築していく方針だ。日本防衛省は宇宙・サイバー空間の司令部を新設する。宇宙・サイバー司令部は陸・海・空自衛隊を総括する部隊と同格で、宇宙状況を監視する宇宙専門部隊は2022年に、サイバー専門部隊は陸・海・空自衛隊から要員を集めて早ければ2020年に発足させる計画だ。
注目されるのは、防衛省が民・軍協力レベルを越え、自衛隊のサイバー防衛任務の一部を民間企業に委託することにした点だ。これは軍事強国が紛争地域で、軍と情報機関はもちろん、所属不明のハッカー集団と密かに連係してサイバー作戦を広げ、技術力のある企業を自国のサイバー防衛に積極的に参加させるのと同じ脈絡だ。
国防サイバー脅威は通常▼外部の脅威▼内部の脅威▼供給網の弱点および軍の活動能力の脅威に分けられるが、日本が民間に任せる部分は内部機密に接近する必要がない外部の脅威への対応となる。委託業務は主要情報を盗み出すための悪性コードなどを分析して特徴を把握し、攻撃の主体を指定することに焦点を合わせている。防衛省や政府機関の情報システムの弱点を調べ、緊急防御訓練と反撃能力構築のための研究を含む。