【社説】周辺国を不安にさせる日本の‘普通の国’改憲
日本の自民党が憲法改正1次草案を発表した。 戦争能力の保有を禁止し、国家交戦権を認めない現行憲法9条第2項を削除した。 集団的自衛権の行使は明文化しないものの、解釈を通じて容認することにした。 1947年に制定された現行憲法(平和憲法)の改正案を執権党が条文化して発表したのは、今回が初めてとなる。
現在、日本は激しい右傾化の波に乗っている。 毎日新聞が今回の改正案と似た内容について昨年実施した世論調査では、59%が改憲に賛成した。 第1野党の民主党も一部の改正案には異見を唱えているが、改憲自体には反対していない。 したがって、こうした改憲案の国会通過は時間の問題とみられる。