一息つく現代重工業、人為的構造調整を中断
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.06.02 10:23
構造調整に向け進んできた現代重工業が進路を変えた。現代重工業の権五甲(クォン・オガプ)社長は1日に談話文を出し、「会社の体質を変えようとする努力は仕上げ段階で、材料費節減努力も定着しつつある。何よりいまは沈んだ雰囲気を盛り返し新しい姿で会社を回復させるためにともに努力しなければならない時」と明らかにした。
人為的な構造調整の全面中断を宣言したのだ。固定費を減らすために図体を減らすより組織員の士気を高める方向に船首を回すという意味だ。すでに適正水準のダウンサイジングが完了したという判断も背景にある。権社長は昨年9月に現代重工業グループの旗艦である現代重工業の最高経営責任者(CEO)になった。現代重工業が昨年第2四半期だけで1兆1037億ウォンの赤字を記録するなど不振が続き救援投手として起用されたのだ。権社長の構造調整は鋭かった。グループ役員262人のうち31%に当たる81人を減らした。収益を出せない事業も果敢に整理した。重複する海外法人も統廃合した。