【コラム】世界住宅市場が回復傾向、韓国は?…カギは景気回復(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.01.30 15:30
世界主要国で住宅市場の回復傾向がはっきりと感じられる。米国の住宅価格(ケース・シラー指数基準)は2012年3月に底を打った後、2年間に24%も上昇した。ニューヨークやサンフランシスコなどの人気地域は、グローバル金融危機前のピークだった2006年の相場を超えた。英国、ドイツ、カナダ、中国なども似た流れだ。日本もアベノミクスの登場後、住宅価格が上昇に転じた。国際通貨基金(IMF)の報告書によると、世界51カ国が入った住宅価格指数は7四半期連続で上昇している。
こうした流れに乗っていない国の一つが韓国だ。ギリシャ、スペイン、ハンガリーなど危機国家が同じグループに入る。しかし今年に入って変化の兆しが表れている。ソウルのマンション価格指数が3週連続で上がった。首都圏(京畿・仁川)の住宅価格も先週上昇した。取得税引き下げ、多住宅者譲渡税重課廃止など政府の措置のほか、住宅賃貸価格の上昇、内需景気回復の期待感などによる影響とみられる。