【社説】先進国議会での一致団結した姿が目に入らないか
景気低迷の体感温度が日ごとに落ちていく中、政界が経済回復の足かせとなっている。全世界の政府と中央銀行が1分1秒を争い、景気を回復しようと躍起になっているのとは対照的に、韓国国会は至急な民生・経済法案をさしおいて、政争で日々を送っているのだ。今すぐ景気浮揚策の核心である来年予算案の法定処理時限を超えたのはもちろん、各種減税法案と規制緩和法案が国会の入口を超えることができない。
このことにより至急な予算執行が持ち越されるうえ、景気対策として用意された就職口創出と中小企業および小商工に携わる人の支援対策などの施行が支障をきたす恐れが大きい。米国と日本など先進国議会は大規模救済金融法案と景気浮揚対策法案を最短で直ちに通過させた。世界的な金融危機と景気低迷に対処するには一時が急だということに、与・野党ともに十分、共感したからだ。