文在寅大統領「2022年までに医療費の心配のない国作る」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.08.10 13:11
韓国政府が今後5年間に31兆ウォンを投じて美容・整形を除いたすべての非給与診療に健康保険を適用することにした。いわゆる3800件の「非給与との戦争」を宣言したのだ。価格や検査周期がまちまちだった磁気共鳴映像撮影(MRI)検査回数や対象疾患制限などの医療行為800件、手術・歯科に必要な材料3000件を制度の中に吸収して管理した上で制限的に健康保険を適用するという計画だ。
文在寅(ムン・ジェイン)大統領は9日午後、ソウル聖母病院で小児がん患者を激励しながらこうした健保保障性強化案を発表した。文大統領は「健康保険ひとつで大きな心配なく治療を受けられるよう健保保障性を画期的に増やし、2022年までに医療費の心配のない国を作りたい」と話した。
これによると健保保障率を診療費の70%まで引き上げる。必要なお金は健保累積黒字10兆ウォンに健保料引き上げと予算支援などで調達する。現在の健保保障率は63.2%だ。100ウォンのうち36.8ウォンは家計が負担するという意味だ。経済協力開発機構(OECD)平均19.6%の2倍に近い。