クイズ王圧勝・東京大入試準備中の日米スパコン登場、韓国は?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.05.13 09:47
モバイル端末で使う知能型音声認識サービスの機能は制限的だ。アップルのSiriやグーグルナウが利用者の情報を本社のコンピューターサーバーにデータベース(DB)として蓄積して分析、再びこれを基に自ら学習して次元の高いサービスを提供する。だが全世界の数多くのスマート端末のユーザーを相手にするには不足している点が多い。コンピューターサーバーのパワーとDBセンターの容量に限界があるためだ。「手の中の秘書」は便利だが、能力の限界は明らかというわけだ。
一方、スーパーコンピューターなどを活用した人工知能コンピューターの性能は、ずば抜けて優れている。代表的な人工知能がIBMのスーパーコンピューター、ワトソン(Watson)だ。2011年2月に米国ABC放送のテレビクイズ番組『ジョパディ』に出演し、歴代最強のクイズ優勝者を軽く退けて全世界の人を驚かせた。司会者が質問をするとワトソンは、人間のクイズチャンピオンに考える間も与えず解答を求めて流暢な音声で答えた。ワトソンの演算・推論能力が人間の能力を超えたということだ。
IBMはワトソンを医学用人工知能スーパーコンピューターとして市場に出す計画だ。医師が患者について最終診断を下す前にワトソンコンピュータに症状を尋ね、病名と原因は何か、治療はどのようにするかについての助言を受ける形式だ。膨大なデータとこれを土台にした人工知能の分析によって、誤診を大きく減らせるという判断だ。IBMは今年3月末、ワトソンがニューヨーク知能センター(NYGC)と協力して遺伝子の医学時代を操り上げるためのプロジェクトを進めると明らかにした。