韓・EU間FTAが失踪? 輸入フライパン、まだ日米より高価
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.06.05 17:55
韓国・欧州連合(EU)間の自由貿易協定(FTA)が発効してから11カ月。 27カ国のEU加盟国産の工業品9195品目の関税が昨年7月1日に撤廃された。 しかしその恩恵が感じられない品目が少なくない。 その一つがフライパンだ。
公正取引委員会が大韓主婦クラブ連合会に依頼して調査した欧州産フライパン流通価格を3日に発表した。 先月の電気アイロンに続く、価格情報公開FTA品目の第2弾だ。 ドイツ産のフィスラー・ウォール(WOLL)、フランス産のティファール、イタリア産のWMF・TVSの5ブランド・8製品を調べた。
フライパンは昨年のFTA発表で8%だった関税率が0%になった。 それだけ輸入価格も落ちた。 大韓主婦クラブによると、関税撤廃効果を反映して販売価格を8%以上引き下げたのはWMF(-20.1%)だけだった。 ティファールとウォールの製品の消費者価格は変わらなかった。 フィスラー(-6.5%)・TVS(-4.7%)は小幅引き下げにとどまった。