李秀賢さんの父「韓国人みんなで日本を助けなくては」

李秀賢さんの父「韓国人みんなで日本を助けなくては」

2011年03月16日09時26分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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李秀賢(イ・スヒョン)さんの父の李盛大(イ・ソンデ)さん(72)。
  



  東京の新大久保駅で線路に転落した日本人を救って亡くなった韓国人留学生の李秀賢(イ・スヒョン)さんの善行はいまでも日本人の胸を濡らす。李さんの父の李盛大(イ・ソンデ)さん(72)は「いまは韓国人全員が日本人と痛みをともにし慰めなければならない時だ」と話した。

  日本の東北地方を襲った地震と津波の惨状を見て李さんは胸が詰まった。李さんは、「もし秀賢が生きていたなら日本人を助けると飛び出しただろう。いまは秀賢のような個人ではなく、韓国人全体が日本人を助けるのに乗り出さなくてはならない」と話した。

  14日午後、釜山市海雲台(プサンシ・ヘウンデ)の自宅近くの食堂で会った李さんは、「たったいま地下鉄に乗ってくる時に隣の客が“小気味よい”と話すのを聞いて気まずかった」と話し始めた。

  李さんは息子の犠牲を機に日本人の韓国観が大きく変わり“韓流ブーム”の基礎になったという東京新聞の記事に言及した。この記事は今年初めに秀賢さんの10周忌の際に新聞に掲載された。李さんは、「秀賢1人の犠牲にも日本人が感動を受けており、韓国の国民みんなが助けるならばこれから韓日関係も大きく改善されるだろう」と話した。秀賢さんが亡くなってから10年間に1万人余りの日本人が 「李秀賢アジア奨学会」に寄付金を出している。ほとんどが一般市民と会社員など平凡な日本人たちだ。この1年間に768万円(約1億400万ウォン)の寄付が殺到した。奨学会は毎年日本に留学中のアジア出身学生50~100人に1人当り10万~15万円ずつ奨学金を与えている。

  「私に過ちを犯した人が苦しい時に助ければさらにありがたく思うものでしょう」。李さんは過去の植民地時代の沈殿物だけ考え日本の地震被害に目を背けるのは偏狭だと指摘した。過去を忘れてはならないが過去に執着してもならないという意味だ。

  「少ない金額でも送るつもりです。余裕がある人は寄付を送り、そうでない人は心から沸き出る慰労を送るのが人間の道理でしょう」

  李さんは東日本大地震以後、これまで奨学会を支援してきた日本人らと通話ができず心配だと話す。秀賢さんの追悼碑がある白石市の被害も気になるが何の情報もなくもどかしい。追悼碑は日本の篤志家が寄付した土地に建っている。李さんは「助けてくださった方々がみんな無事であることを祈る。今回の日本の地震被害支援を契機に韓日は仲の良い隣国関係に発展できるだろう」と話した。

  李さんは今回を機会に子どもたちに隣人を助ける精神も教えなければなければならないと強調した。「誰かに言われたからと秀賢のように電車に飛び込むだろうか。子どもを競争の中にばかり追い詰めず暖かい心を持つよう教えることが必要です」。

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