<MERS>サムスン副会長「惨憺とした心情…ワクチン・治療剤の開発積極支援」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.06.24 10:50
23日午前11時、ソウル・瑞草洞(ソチョドン)のサムスン社屋5階多目的ホール。紺色のスーツに両手を握りしめて記者会見場に入った李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長の表情はこわばっていた。壇上に立った李副会長は、「私自身が惨憺とした心情です。責任を痛感しています」として国民向け謝罪文を3分間にわたり朗読した。「医療スタッフに激励と声援をお願いします」と述べるとしばし涙声で話す姿を見せたりもした。彼は発表をしながら2回も演壇から降り頭を下げた。
李副会長が中東呼吸器症候群(MERS)と関連したサムスンソウル病院の未熟な対応に対し正式に謝罪した。彼が記者会見を行い立場表明をしたのは1991年にサムスン電子に入社して以来今回が初めてだ。彼の公式記者会見“デビュー”の舞台が謝罪の席になったわけだ。偶然にもこの日は李副会長の47回目の誕生日でもあった。