<チャイナインサイト>中国崩壊論はなぜ毎回はずれてはまた登場するのか(3)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.04.19 13:11
シャンボーによると98年から2008年まで中国共産党は一連の政治的改革を通じて政治的統制を一定部分緩和し、変化する状況に効率的な弾力性と適応性を駆使する「軟性権威主義(soft authoritarianism)」だった。しかし漸進的政治改革を推進してきた曽慶紅国家副主席が引退した2009年からは政治改革の不在と苛酷な抑圧で以前に比べ弾力性が落ちた「剛性(hard)権威主義」に変貌した。特に2012年に習近平が執権してからはすべての部分で統制が強化され、習近平1人に権力が集中することにより共産党統治の衰退を加速化しているというのだ。
シャンボーの主張は多くの論争を引き起こした。中国崩壊に対するシャンボーの主張に同調する専門家はそれほど多くないが、政治改革と経済転換、蔓延した腐敗、中進国の罠など、中国が当面する課題に対する彼の問題提起は中国の未来を予測するのに意味がある。
◇韓国の目で見る中国の未来