「アベノミクスは不合理な政策…必ず副作用招く」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.05.31 10:39
「若い人材たちよ、今からでも農夫になれ」。投資の鬼才ジム・ロジャース米ロジャースホールディングス会長(71)がこういう主張をした。30日、済州(チェジュ)西帰浦(ソギポ)ヘビチホテルで行った韓国メディアのインタビューでだ。
中央日報、済州特別自治道などが主催する「済州フォーラム」に出席するため訪韓したロジャース会長は、まず農業の重要性を強調した。農産物価格の下落について、ひとまず「世界人口の食糧消費量を考えれば備蓄量は依然として少ない」と述べた。価格が上がるということだ。続いて「注目すべき事実は、世界的に農夫の数が減っているという点」と指摘した。米国農夫の平均年齢が58歳、日本は66歳で、ますます農夫が減るということだ。生産者が減れば農産物価格は上がる。
ロジャース会長は「農産物市場の開放で農夫が競争に直面して苦労するだろうが、適切な領域を探して効率性を高める賢い農夫なら、収益を得られる」とし「農業領域は今後20-30年間、最も収益性が高い事業領域になるだろう」と予想した。突然、記者に「この中でトラクターを運転できる人は手をあげてほしい」とも話した。反応がないと、「教育を受けた人は多くても、農業についてよく知る人は多くない」と語った。若い人材が農業に参入すれば成功する可能性があることを表現したのだ。