こうした戦略的な投資が可能な背景について、日本経済新聞は「強力な経営リーダーシップを発揮した李健熙（イ・コンヒ）前会長の存在を見逃してはならない」と指摘した。また「専門経営者が真似できないオーナー経営者の度胸が最高収益の原動力になった」と付け加えた。

グローバル経営に対する熱意も日本電子企業と三星の優劣を分けた要因に挙げられた。三星は狭い国内市場を抜け出し、すべての商品のターゲットをグローバル市場に設定するが、日本企業は内需市場に安住し、対応が遅れているということだ。

朝日新聞は、三星・ＬＧなどの韓国電子企業は昨年末赤字を記録したが、今年に入ってウォン安を背景に欧州・中国・インド・中南米など世界市場に競争力のある商品を速かに出し、売上を伸ばしたと伝えた。

同紙は「日本企業が失った市場を回復するためには海外市場の開拓を強化しなければならない」と指摘した。


韓国に追い抜かれた電子大国・日本 （１）