【コラム】中国の「帯路外交」と西海の違法操業
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.10.13 10:35
また、西海(ソヘ、黄海)だ。今回は違法操業の取り締まり過程で中国人船長が銃弾に撃たれ死亡した。1992年の韓中修交以降で最も関係が良いと言うが、違法操業問題は絶えず両国関係を脅かしている。どこから解決の糸口を解かなければならないだろうか。
1年前の習近平中国国家主席の外交の動きを見直してみよう。昨年9月初めに中央アジアの歴訪に出た習主席はカザフスタン訪問(7日)で「シルクロード経済ベルト構想」を打ち出した。「中国と中央アジアを結ぶ帯状の経済回廊を作り協力しよう」という提案だった。1カ月後に東南アジアに向かった習主席はインドネシア国会での演説(10月3日)で、「21世紀の海洋シルクロード」構築を提起した。中国から東南アジア、アフリカを経て欧州に至る海上貿易の道を開こうという構想だった。「ひとつの帯とひとつの道」を意味する「一帯一路」政策はこのように誕生した。「帯路外交」の始まりだ。