世界の野球有望株が１０日間にわたり熱戦を繰り広げた第２５回世界１８Ｕ（１８歳以下）野球選手権大会（８月３０日－９月８日）が米国の優勝で幕を下ろした。 通算６度目の優勝を狙った韓国代表は８日の５・６位決定戦で日本を破り、５位で大会を締めくくった。

◇脅かされるアジア盟主の地位

韓国代表は今大会で５勝３敗をマークした。 このうち２敗を台湾と日本（第２ラウンド第２戦）に喫した。 ２人の“怪物投手”藤浪と大谷を前面に出した日本だけでなく、台湾も手強かった。

ディフェンディングチャンピオンの台湾は４５日間の合宿でチームづくりをし、韓国に７－４で勝つなど、アジア３カ国で最も良い成績（３位）を残した。 特に大会直前に米メジャーリーグのボストンと契約した内野手のリン・チュウェイの技術が光った。 韓国代表のイ・ジョンフン監督（４９）は「台湾が多くの国家支援を受けたためか、非常に成長している」と危機意識を表した。

イ・ジョンフン監督がずっと不正バット疑惑を提起し、日本と神経戦を繰り広げた点も惜しまれる。 証拠なく提起した疑惑は難癖として記憶された。 マナーでも敗れたのだ。

◇来年に期待

今回の代表チームのエントリーには高校２年生が５人も含まれた。 イ・ジョンフン監督は「歴代チームで２年生がこれほど多く含まれたことはなかった」と戦力の弱化を心配した。

結果は予想外だった。 ２０１３新人ドラフトで全体１位（ＮＣ優先指名）に指名されたエースのユン・ヒョンベが不振の中、シム・ジェミン、イ・スミン、イ・ゴンウクの“２年生トリオ”がマウンドの空白を埋めた。 シム・ジェミンは投手のうち最も多い６試合に出場し、イ・スミンは一人で２勝をマークした。 イ・ゴンウクは日本戦に２度登板し、１１イニングを投げて１２奪三振、無失点をマークした。

野手のうち唯一の２年生の捕手アン・ジュンヨルも先輩のハン・スンテクを抑えて、５・６位戦に先発出場した。 大会が終わった後、イ・ジョンフン監督は「２年生が期待以上によくやった。 次の大会では韓国が優勝戦力になるだろう」と満足感を表した。